仕事の話題は高齢者にとってプラスになる

介護の仕事をしていく上で、高齢者との会話を続けられるか不安になることはないだろうか?歳が離れれば離れる程、話題に詰まり会話が続かなくなるのは、世代や時代の違いがあるのだから当たり前である。だが、コミュニケーションを取ることは、介護の仕事の一つでもあり、それは信頼関係にも繋がる大切なものだ。

では、どんな話をすれば良いかと言うと、天気や季節の話題なら数秒の会話で済むが、一定の時間を一緒に過ごし、会話を求められた場合は、女性であれば子育てや料理の話題を持ちかけてみると、楽しそうに話を始める場合が多い。男性の場合は、仕事について訊いてみると喜んで話してくれる場合が多く見られる。その際、アドバイスを受けるという姿勢で聞くと、相手の方も話しやすい傾向がある。その他、故郷や子供の頃の話などは男女に共通して通用する。

また、昔の話をするという行為は回想法という心理療法にもなり、脳への刺激になることから認知症の予防・改善法として、グループホームなどでも活用されている。昔の話をすると情緒も安定し、自信を取り戻すこともあり、たとえ介護をする側が聞いているだけ、うなずいているだけでも、「自分の話を聞いてくれた。」という安心感は精神面の充実に繋がるものである。ただ、人生は人それぞれ。経験したことのない話題や触れられたくない話題は、誰だって嫌なものだ。相手の心情や背景にあるものを理解した上で、話しかけるのが大切である。